なったそうです。
ピニンファリーナと言えば、イタリアのカロッツェリア
として有名なのですが、デザインの受注を受けていたの
は何もフェラーリやアルファロメオだけではないんです。
実は、ワタシの愛車ナッシュ・ランブラーも、ピニンフ
ァリーナのデザインによって作られたクルマなのです。
当時のＮＡＳＨ社は、ビッグ３（ＧＭ、フォード、クラ
イスラー）に対抗すべく独自の路線を貫いてました。
まず最初に、どんどんクルマが肥大化していた時代に、
その流れに逆行するかのように、コンパクトなクルマを
出す事によって、差別化をはかり顧客獲得を狙っていま
した。
そしてもう一つが、デザインです。
ビッグ３は、どこも独自のデザインを起用して、クルマ
にどんどんと羽を生やしていきましたが、ＮＡＳＨはそ
れとは一線を画す様にヨーロピアンなデザインを取り入
れたのです。
そこで白羽の矢が立ったのが、イタリアのデザイン・カ
ロッツェリア「ピニンファリーナ」だったのです。
この画像は、１９５５年ランブラーの広告です。
写真に写っているのは、２ドアクーペと４ドア・ステー
ションワゴンですが、このクルマはピニンファリーナの
デザインによるものなのです。
そしてこれが、ワタシのランブラーに付いていたピニン
ファリーナのエンブレムです。
ピニンファリーナ社の「ｆ」をかたどったものと、筆記
体で「Ｆａｒｉｎａ」という文字の、２種類のエンブレ
ムが、助手席側のフロントフェンダー後部に付いてまし
た。
今日、ネットでピニンファリーナ氏が亡くなったという
訃報を読み、「そっか〜。ランブラーをデザインした会
社の社長が亡くなってしまったのか〜」と思い、こんな
記事を書きました。
ピニンファリーナ氏のご冥福をお祈り申し上げます。
