2012年7月24日火曜日

I JUST WANT "REAL"

今、パンプキン・サリーの佐藤さんのブログの最新記事
を読ませていただき、「いやー、ありがたいなー。嬉し
いなー」という気持ちになっています。
その記事の内容は、ぜひみなさんご自身で読んでいただ
ければと思うのですが、結論から言ってしまうとワタク
シを褒めていただいてる内容です。
そんな記事を読ませていただき、ふと思った事があるの
で、ちょっとここで書かせていただこうと思い、記事に
しました。
佐藤さんの記事にもあるように、ワタシは良くも悪くも
世間の注目を集めるような、目立つ事をやるのが仕事で
すから、それは時に(しょっちゅう?)影で批判や否定
的な事を言われているのは百も承知しています。
それはまた、ありがたい事に、この小さい島国の日本だ
けでなくアメリカやヨーロッパでも、確実にあります。

しかし、そういった人の批判をする人に多いのが、自分
は何もやらず、ただ何かをやってる人を批判するだけの
人が多く、それはその人の人間性が低いから仕方の無い
事なのかもしれませんが、「だったら、少なくともワタ
シと同等か、それ以上の事をやってから文句言えよ!」
と常々思いますし、発言もしています。
でも、それが出来ない人だから、一番安易な人の批判だ
けをして、いかにもな態度を取るのも、よーく知ってい
ます。
でも、それじゃあ自分たちのいる業界が、ちっとも良く
ならないと思うんですよね・・・。
少なくともアメリカが好きで、アメリカ車を売ったり、
それに関連するアートをやったり、服を売ったりと何か
しらアメリカという広大で奥の深い国から影響を受けて
ビジネスをやっているプロの人たちは、「自分たちが業
界を良くしなきゃ」って思わなければいけない、「重大
な責任」があると思うのです。
でも、人によっては「オレ、業界とか関係ねーし。オレ
はオレでやるから、ほっといて欲しい」とか、責任放棄
的なたわ言を抜かすんですけど、ワタシはそういった自
分だけが良ければそれでいいという考えは大嫌いで「だ
ったら一切がっさいイベントには出てくんじゃねーよ。
イベントこそ、業界人が集まる一番の場所なんだよ。な
のに人が集まる儲かるイベントには、ちゃっかり出て来
て、小遣い稼ぎして何言っちゃってんだよ!」と思うの
です。
また、そういう人って、ほんと了見がせまいし、マジで
「FAKE=フェイク」だと思うのです。
例えばワタシたちの業界では、鉄で出来たスティール・
ボディが良しとされ、FRP素材で出来たファイバー・
ボディはダメといった風潮や考えがあります。
その例えで言うならば、「お前らはフェイクの、ファイ
バー・ボディとまったく一緒じゃん」とワタシは思うの
です。

注:ワタクシの個人的な意見としては、ファイバーボデ
ィに関しては、まったく否定する気持ちはありません。
ていうか、むしろアリだと思っています。スティールボ
ディにこだわって、乗らない、もしくは乗れないよりも、
ファイバーボディのホットロッドでも、買えるならとっ
とと買って乗り回した方が絶対にクールだからです。だ
って、上の論理じゃありませんが、金を払ってない、乗
ってない奴にガタガタ言われる筋合いは無いですもんね。
なので、上の文章はあくまでも、「例え」として書いた
ものなので、その点はご了承ください。

フェイクがあふれる業界に、誰が注目しますか?
フェイクがあふれる業界に、誰が魅力を感じますか?
フェイクがあふれる業界に、誰が入りたいと思いますか?

自分たちのいる業界が、落ちぶれて、馬鹿にされて、も
ちろん経済的にも落ち込んで、困るのは自分たちじゃな
いですか?
なのに、この業界の人たちは、自分たちがその中にいる
にも関わらず、まるで他人事のようにほざく。
それって、本人はかっこつけてるつもりかもしれないけ
ど、はたから見たらチョーダサイんですけど・・・。
もちろんそれは、全員とは言いません。
尊敬できる方というのも、この業界にはたくさんではあ
りませんが、幾名かいらっしゃります。

でも、自分がプロとして20年以上、プロになる前の素
人時代を入れると25年以上いる業界を見ていると、ほ
んとそういう人って多いんですよ。
なので、そういうフェイクはいらね、と・・・。
ワタシは本物=REALのみを求めて、ただひたすら邁
進して行こうと・・・。
それで、理解してくれる人や、協力してくれる人とは、
ガチでお付き合いをして、お互い切磋琢磨して行こうと
いう考えで人付き合いをしています。
それが、世間の人たちからすると、うざかったり、うっ
とうしかったり、めんどさくかったり、可愛くなかった
りするのも、重々承知しております。
でも、ワタシはそれじゃなきゃ、人付き合いとは言えな
いと思うし、うわべだけいい顔して付き合うぐらいなら、
いっその事付き合いを絶った方が楽だと思うので、まず
は自分に正直であるために、そうしているだけなのです。

ワタシが、ワタシの大切な記念すべき食事会に、呼んだ
人もいれば呼ばなかった人もいます。
その呼ばなかった人というのは、少なくともワタシの中
ではその人の事をフェイクだと思っているからであり、
リアルではない、ガチではない、もっと言えばその人の
生き様自体が認められないから呼ばなかったのです。
それは、思想であり、言動であり、行動から判断してい
ます。
一般的に考えれば、「付き合いが長いんだから」 という
理由で呼ぶかもしれません。
でも、そもそも自分自身がそんなフェイクな気持ちを持
って人を呼ぶなんて、それ自体が陳腐で滑稽なフェイク
だし、だったら例えその呼ばれなかった人が、ワタシの
事をどう思おうが、そんなのは知ったこっちゃねー、と
いうのが本音なのです。
また、呼ばれなかった本人は、なんで自分が呼ばれなか
ったのかは、よーくわかってると思いますしね。
まぁ、良くも悪くもお互い付き合いは長いですから、ワ
タシがどういう性格かわかってるだろうし、本人だって
そりゃプライドや意地もあるでしょうから、外されれば
それは面白くはないでしょう。
でも、変な気遣いで、呼びたくもないのに呼ぶ方が、よ
っぽどそっちの方が失礼な事だと思ったので、今回は呼
びたくない人は一切呼びませんでした。
なので、呼んだ人たちの事は、少なくともワタシから見
たら、少数精鋭と思ったので、エリートクラスと称した
のです。

とにかく、ワタシはフェイクはいりません。
リアルのみを求めて、これからも邁進していきます。
それは、アーティストだろうが、雑誌の編集者やライタ
ーだろうが、ビルダーだろうが、服屋だろうが、この業
界で少なくともメシを食ってるプロである以上、全員が
リアルであるべきだと思ってますし、そうでなければ絶
対にこんな業界、いつかはなくなってしまうと危惧して
います。
そうならないためにも、業界にいる全員の方々がプロ意
識を持って活動して行けば、今以上に日本人の若い子た
ちに注目されるでしょうし、おのずと盛り上がって行く
事でしょう。
少なくとも、ムーンアイズのシゲさんの行なっているホ
ットロッド・カスタム・ショーのおかげで、このワタシ
たちの日本という国や業界は、世界からは大いに注目を
されて、また憧れられているのですから、そういった事
をきちんと自覚して行動に移していけば、国内でももっ
と注目を浴び、話題にされ、人もお金も入って来ると思
うのです。

色々と書きましたが、今回の記事のタイトルにもあるよ
うに「I JUST WANT "REAL"」という言葉で本稿をし
めさせていただきます。

最後に、佐藤さん、ブログ記事ありがとうございました。
これからも、期待を裏切らないよう、邁進していきます
ので、引き続きのお付き合い、どうぞよろしくお願いい
たします。