3月22日、23日の2夜に渡りTBSにて連続放送され
た、大型ドラマの「LEADERS=リーダーズ」を観ま
した。
これは、国産自動車に命をかけたトヨタ自動車の創始者、
豊田喜一郎をモデルにしたドラマで、アメリカ車に負けな
いような自動車創りを、生涯を通して貫いた感動のドラマ
でした。
劇中には、ビカビカのフルオリジナルのシェビーやデ・ソ
ート、キャディなども登場し、アメリカ車ファンにもかな
り楽しめる内容でした。
また、トヨタ自動車全面協力の元、トヨダAAやトヨペッ
トSAも何度も登場し、特にトヨダAAは日本車とは思え
ないデザインが、なんとも美しいな〜と思い観てました。
純国産車なんて誰も考えなかった時代に、ひたすらクルマ
創りに没頭し、なおかつそれをアメリカやアジアに売ろう
と、真剣に本気で考えてた喜一郎の言動は、おこがましい
かもしれませんが、自分の事に置き換えると、まんま日本
のカスタム・カルチャー・シーンとかぶりました。
まだ、日本人のピンストライパーが、世界で活躍するなん
て誰も想像してなかった、考えてもいなかった時代に「日
本人は絶対に世界に出なきゃダメ」と、何度も言って来ま
したし、それを実行するために、様々な努力や行動も積み
重ねて来ました。
もちろん、ワタシたちがいまやっている事は、ビジネスの
規模などから比べると、到底トヨタなどとは比べ物にはな
りませんが、それでも日本人のクリエイトするアートワー
クのクオリティの高さや、センスなどは、ワタシは絶対に
海外で受け入れてもらえると信じていますから、15年以
上前から「アメリカに行け」だの「ヨーロッパに行け」だ
の、最近では「アジア諸国に出て行け」と口をすっぱくし
て言い続けて来たのです。
そう考えると、トヨタでもソニーでもキヤノンでも、なん
でもそうなのですが、日本人が作り出すMADE IN
JAPANの物というのは、いつだって世界に誇れる代物
だとワタシは信じています。
そういった意味でも、このドラマは個人的にはものすごく
感慨深いものがありました。
まだ観てない方は、ぜひネットなどで観てみてください。
全編、後編合わせると、5時間近くはありますが、とても
見応えのある重厚なドラマとなっています。
リーダーズに登場する、俳優&女優陣。
劇中に登場するシェビーは、クルマを開発するために、何
度も分解され、組まれるという作業を繰り返す・・・・と
いうシーンがあるのですが、こうして結構バラバラにされ
ています。
こちらも、実際ドラマに出て来た劇中車の、34年デ・ソ
ートの画像です。
34年といったら、ほぼ全メーカーがヘッドライトとフェ
ンダーが、完全に分離しているのが当たり前だったのです
が、このデ・ソートは違うんですよね〜。
完全にヘッドライトが、ボディと一体化しています。
これが、1934年のデザインとは、にわかに信じがたい
ですが、現実にあったんですよ〜。
こちらは、日銀総裁のクルマとして出て来るキャディ。
そしてこちらは、融資をしたがらない西國銀行の支店長の
クルマとして出て来る、1941年フォード。
こちらが、トヨタ初のクルマとして世に出たトヨダAA型
です。日本車とは思えない、美しいクルマですよね。
こちらは、トヨペットSA。このクルマも何度も登場しま
す。
このように、オールドカー好きには、たまらないドラマと
なっています。