2013年12月28日土曜日

THE PUSSY WAGON PROJECT Vol;32


小田原は昨日の夕方から雨が降ったのですが、ちょうど
T.P.Wで出かけていたワタシは、当然のことながら
ワイパーを動かしました。
しかし、なぜだか突然ワイパーが動かなくなってしまい、
今日早速パンプキンサリーに、ワイパーの修理をしに行
ってきたのです。
T.P.Wのワイパーは、汎用の電動ワイパーを使って
いるのですが、そのワイパーを動かすためのアルミ製の
ローターパーツが摩耗してしまったのが原因で、動かな
くなってしまいました。
しかし佐藤さんは、そのパーツがないからといって修理
をしないのではなく、今あるパーツをどう修理してまた
動くようにするかといった修理をしてくれるので、本当
に助かりますし心強いです。
実際今日も、アルミの磨耗した部分を溶接で肉盛りして、
また使えるように再生してくれました。
普通なら、パーツがないからといって修理を断念するメ
カニックもいると思うのですが、佐藤さんはいかにして
今あるパーツを使って修理をするかということを瞬時に
考えて実行してくれるので、見ていて本当に感心してし
まいます。
きっと、佐藤さんからしたら、さほど意識していない当
然のことなのかもしれませんが、今まで様々なメカニッ
クを見てきたワタシからすると、 これぞ本当の「修理」
だよなぁと関心するとともに、大きなリスペクトの気持
ちも芽生えるのです。
今日もそんな佐藤さんの修理を見て、「やっぱりこの人
に自分のクルマをまかせて、間違いないな」と思いまし
た。

それでは、そんな修理の過程を簡単にですがご紹介させ
ていただきます。





作業中のT.P.W。








ワイパーの駆動部をばらしたところです。
グレーの丸い金属パーツが、故障の原因でした。




















摩耗してしまった部分を、溶接で肉盛りしてくれている
佐藤さん。アルミの溶接は難しいそうなのですが、経験
値の高い佐藤さんからしてみれば、朝飯前の作業です。




















溶接後のローターパーツ。
中央の部分が、肉盛りされているのがわかると思います。
今度はこの部分を、モーターの取り付け部の太さに合わ
せて削って行きます。




















リューターを使い、中心部を加工する佐藤さん。




















こんな感じで、再び装着します。




















新しいフレッシュなグリースを塗布し、再度また組んで
行きます。




















ワイパーブレードの微妙な調整後、無事ワイパーが動く
ようになりました。

次回雨の日に、テスト走行したいと思います。
佐藤さん、福ちゃん、今日もありがとうございました〜。