2012年8月22日水曜日

I'M NOT SKINNY TV!!

インターネットのニュースを読んでいたら、興味深い記
事が掲載されていたので、ここに転載したいと思います。
元のニュースは、中国から発信されたもののようで、だ
からこそ日本の現状を客観的に報じているように感じま
した。

2012年8月19日、米華字サイト・多維新聞は、日
本の家電大手が米、アップルのスマートフォン「iPh
one」に負けた理由を分析した。以下はその概要。

日本の家電量販大手「ビックカメラ」1階の最も目立つ
メインコーナーには長い間、日本製の薄型テレビが幅を
利かせていた。だが、売れ行き不調のため、それらはす
べて2階に追いやられ、代わって日本ブランドではない
iPhoneシリーズがわが物顔で並んでいる。

こうした変化は日本のハイテク産業の境遇を如実に物語
っている。かつて隆盛を誇った日本の家電メーカーは高
い技術力をテレビに注ぐばかりで、スマートフォンの流
行の波に乗り遅れてしまった。今はただ、手をこまねい
て見ていることしかできない状況だ。

スマートフォンはいまや家電業界の花形的存在で、デジ
カメやゲーム機など日本製の売れ筋商品を大きく引き離
している。米調査会社Strategy Analyticsによると、ス
マートフォンの世界シェアはアップルとサムスンが合わ
せて54%。一方、ソニー、パナソニック、シャープ、
富士通など日本メーカーの合計は8%にとどまった。

業界ではこうした日本勢衰退の原因について、
国内市場を重視しすぎた
市場の変化に鈍感だった
消費者のし好の変化に付いていけなかった
自分たちのソフト面の優勢を過信していた
という4点が挙げられている。





















というようなニュースです。
このニュースは、何も家電業界に限らず、どの業界にも
当てはまる出来事で、それは決してワタシたちの業界も
無関係とは言い切れません。

特に一番最初の「国内市場を重視しすぎた」という点に
ついては、思わず「そう、そう」とうなづいてしまいま
した。
日本人は、残念ですが視野がせまいです。
一昔前に、iPhoneが日本に上陸した時は、日本の
メーカーは「日本人には、日本で生まれ育った携帯が一
番なじむはずだ。ワンセグやお財布機能などがない携帯
など売れる訳がない!」と豪語していましたもんね。
ワタシが住む小田原しかり、この間行った岡山しかり、
今まで20年に渡り世界中を旅して、現在進行形で回り
続けていますが、 日本の場合地方に行けば行くほどそこ
に住む人は視野や行動範囲が本当にせまいよなと、マジ
で感じます。
時に、ほんのごくごく一部の人は、実際に世界へと足を
運んでいますが、それはその土地の人口の1%にも満た
ない、0.5%未満の人だけだと思います。
まぁ、日本は長い歴史の中で、鎖国をしていたぐらいで
すからね〜・・・。
そういった負のDNAが、まだ根強く刷り込まれている
のかな、と・・・。そして、アジアも含めた外国という
ものに対して、変なコンプレックスを持っている日本人
は、まだごまんといますから、それがそういった行動を
取らせる原因なのかな、とも思います。

別に住む場所なんて、どこだっていいんですよ。
小田原に住んでたって、成田空港まで行けば世界中どこ
でも行けますから。
それが、北海道の稚内だろうが、四国だろうが、島根だ
ろうが関係ないんですよね。
でも、本来なら関係ないはずなのに、田舎に住めば住む
ほど外に出て行く人の割合というのは、明きらかに減っ
て行くというのが現実であって、それが日本人の世界に
対する弱さに結びついてるのだと思います。

それじゃあ、どうすればいいのか?というと、答えは単
純明快です。

「(日本から)外に出ろ!」

ただ、それだけです。

せまい日本の中の、さらにせまい地域だけで、何も見ず
に、何も知らずに、何も感じずに生きて行くのか?
それとも、地球の様々な国をその目で見て、たくさんの
事を知って、いろんな事を感じて生きて行くのか?
それはもう、個人の問題になるので、ワタシにはどうす
る事も出来ませんが、ワタクシTHE NASH自身は
これからも世界に出て、世界を見ながら生きて行きます。

なぜなら、2階に追いやられる様な薄型テレビみたいに
はなりたくないので・・・(爆)
あなたは、薄型テレビですか?それとも、iPhone
ですか?