まずは、この写真をご覧ください。
この写真を見て、思わずタイトルにもある通り
「Oh my god! What a hells going on!?」と
思ってしまったのはワタシだけではないでしょ
う。
この無惨な姿のクルマ、ムーンアイズのスタッ
フ松井くんが乗る、'29年フォード・ロードスタ
ー・P/U、通称ジプシー・ドンキーなのです。
そう、#002のHARDCORE ROD & KUSTOM
でもフィーチャーをした彼の愛車が、なんと今
はこんな姿になってしまっているのです。
Ouch!
といってもですね、このジプシー・ドンキーが
こんな姿になったのは、彼が事故った訳じゃな
いんですよ。
昨日の記事でも更新したように、ワタシはおと
といＭＱＳに遠藤くんの取材でお邪魔しました。
その時に、簡単にですがこの事故の模様を彼か
ら聞いていたのです。
そのいきさつは、先週の土曜日（４月３０日）
に遠藤くん、松井くん、そしてもう一人最近
'28年フォード・ロードスターP/Uを手に入れ
た村上くんの三人は、翌日に行われるストリー
ト・カー・ナショナルズのために、恵比寿の
ＭＱＳで閉店後、商品の梱包などして準備をし
ていたのだそうです。
そして、ショップの前には彼らの愛車が、'54
年プリムス（最後方）、ジプシー・ドンキー、
そして村上くんのロードスターP/U（最前列）
の順で停められていたのだそうです。
ちょうど、この場所ですね。
時間はちょうど、日付が変わったばかりの夜中
の１２時半頃。突然外で、グワッシャ～ンとい
うすごい音がしたため、「なんだ、なんだ！！」
と言って三人は外に出てみると、なんと松井く
んのジプシー・ドンキーのベッド部分に高年式
のポンティアックが乗り上げていたのだそうで
す。
三人はその光景に唖然とし、一瞬何が起こった
かわからなかったそうなのですが、すぐに現実
を受け止め、「何者かが事故ってジプシー・ド
ンキーの上に乗り上げたんだ」という事は理解
し、すぐに警察に通報し、その後ほどなくして
現場検証が始まりました。
すると、あまりにずさんな事実が判明して来た
のだそうです。
まず結果から言うと、事故を起こしたドライバ
ー（２１歳のクソガキ）は居眠り運転をしてい
たとのこと。
現場はほんとにゆるやかな右カーブなのですが、
そこを走行中に、ぐっすりと寝ていたためカー
ブを曲がり切れずに、ノーブレーキで路肩に駐
車中の彼らのクルマに、そのまま突っ込んだの
だそうです。
しかも、そのクルマは他人名義の無保険車（任
意保険に加入してなかったという事）で、おま
けにそのドライバーは免許不携帯という、なん
ともお粗末なファック野郎に突っ込まれてしま
ったのです。
一番被害が大きかったのは、写真の松井くんの
ジプシー・ドンキーで、その前に停まっていた
村上くんのロードスターP/Uも、松井くんのク
ルマに押された衝撃で、テール部が破損してし
まいました。
しかし、不幸中の幸いで、先日取材をした遠藤
くんのプリムスは奇跡的に無傷だったのです。
また、オーナーたちは店内で仕事をしていたた
め、けが人が誰もいなかったというのも、本当
に不幸中の幸いと言えるでしょう。
だって、そんな他人名義の無保険車に乗ってい
る２１歳のファック野郎に、賠償能力があると
はとても思えませんからね。これでケガなんか
してたら、痛い思いはするは、クルマはグシャ
グシャにはなるわ、お金は払ってもらえないわ
で、それこそ泣きっ面に蜂ですよ。
現場検証に駆けつけた警察官も、そのファック
野郎の言動がおかしかったので、渋谷署に連行
しアルコールと薬物反応のテストをしたのだそ
うですが、その辺はまったく反応は出なかった
そうで、本当に単なる居眠りが原因なのだそう
です。
先日の、兵庫で起きた電車事故もそうですが、
ほんとこの世の中突然何が起きるかわかりませ
んよね！
どんなに自分が気を付けていても、本当に災難
というのは降って沸いて来るものなのです。
そう考えると、もう「気を付けよう」とか「気
を付けてね」なんて言っても仕方ないな、と思
ってしまうのです
が、外に出ない訳にはいかないし、クルマだっ
て大切だけどずーっとガレージや駐車場に停め
てたら意味ないし、もうこればっかりは運とし
かいいようがないんですかね？
とにかく人ごとながら、松井くんがこの愛車を
大切に乗っているという事は、インタビューを
した時も色々と本人から聞いていたので、本当
になんともやりきれない気分になりました。
さらに下の写真を見てください。
自分の愛車がこんな姿にも関わらず、彼は気丈に
も笑顔で写っているのです。
一番最初に紹介した写真と、この写真はムーンア
イズのシゲさんからメールで送っていただき、記
事にすることを了承していただき、使用させてい
ただきました。
どうもありがとうございます。
で、最初遠藤くんからは「恐らく廃車でしょうね」
と聞いていたのですが、先日シゲさんからいただ
いたメールによると「修復可能そうなので伊勢町
に移し、エンジン等を引き抜きその後バラバラに
して、シャシーがＯＫか確認後問題なければその
まま活かし、直します。」との事でした。
この記事を書いているまさに今、松井くんは愛車
ジプシー・ドンキーをばらす作業に入っているそ
うです。
まぁ、彼としても５年も乗ってきた愛車ですから、
直るものなら直して乗りたいというのが本音でし
ょう。
とにかく、ワタシからもエールを送りたいと思
います。
頑張れ松井くん！！
よみがえれ、ジプシー・ドンキー！！
このジプシー・ドンキーの模様は、もしまた情報
が手に入るようでしたら、随時お伝えしていこう
と思ってますので、みなさんも松井くんとジプシ
ー・ドンキーを応援してあげてください。
