2005年4月23日土曜日

岡崎観光


はい。本日も、ジェイソン夫妻の観光日記です。
昨日は予定通り、岡崎を中心に回って来ました。
朝10時にホテルに迎えに行った我々は、まずは
岡崎にあるゼロ・エンジニアリング(以下ゼロ)
に向かいました。
地元ロングビーチで、'71年トライアンフ・トロ
フィーに乗るジェイソンは、正直クルマよりも
バイクの方が関心が高く、それこそ4月3日に
パサディナで我々が行ったトライ・パワーにも
遊びに来てくれたジェイソンは、そこで初めて
本物のゼロが製作したバイクを観たそうで、そ
の独特な造形に相当衝撃を受けたのでした。
そんなゼロに行けるとあって、朝からかなりご
機嫌でした。
実際ゼロに着いてみると、いわゆる「食いつき
度」が今までとは違く、かなりあちこち興味深
げに観たり、写真を撮ったりとしていました。
また、ゼロのオーナーであり、ビルダーの木村
さんにも色々と質問をしたりしていて、かなり
楽しそうにしていました。
話はちょっとそれますが、毎回思うのですが、
正直言って「人」をケアするというのはかなり
大変な作業です。その人が何を観たいのか。そ
の人が、どんな物が欲しいのか。色々とリサー
チをして、まずはそこに連れて行ってあげない
といけません。
しかし連れて行ったところが必ず気に入るとは
限らず、あまり人に対して「気を使う」という
事ができないアメリカ人は(ジェイソンに限ら
ず、どんなアメリカ人もたいがい人に気を使う
という事は一切しない。というか、きっとでき
ないのだろう)、本人的につまらない所は、平
気でつまらなそうな顔をしてくれるのです。
だからといって、いちいちそんな事を気にして
いたら、それこそアメリカ人のケアなんて出来
ません。
例えそこが楽しそうでも、つまらなそうでも、
あくまでもこちらは「きっかけ」を与えている
と思っていればいいのであって、その後は本人
の意志にまかせればいいのです。あまり押しつ
けがましく「楽しい?楽しい?」とか、逆に
「えっ!?つまんない???」とかナーバスに
なる必要は一切ないと思うのです。
とは言いながらも、やはりこちらも感情のある
人間ですから、楽しそうにしてくれればこちら
も嬉しいし、つまらなそうにされれば、こちら
もテンションは下がります。
そういった意味では、昨日のゼロはかなりのヒ
ットだったようです。













そんなゼロを後にした我々は、クールなヘルメッ
トを探したいという彼の要望に応え、近所にある
バイク用品店に行きました。
そこで、お気に入りのヘルメットをゲットした後
は、ちょっと足をのばして豊田にあるグリーサー
にお邪魔したのです。
このグリーサーは、昨年の11月にオープンした
ばかりのショップで、アメリカの50'sアンティー
クや、オリジナルウェア、USマガジンやカスタム
・カルチャー系のポスター、また選び抜かれたジ
ュエリーなどを扱う、クールなショップなのです。
またオーナーの夏目くんいわく「このグリーサー
を作る時に、色々とジェイソンのショップ、スタ
ーライト・ルームの店内とかを参考にした」らし
く、彼らの訪問をひじょうに喜んでくれました。












そんなグリーサーを後にした我々が、次に向かっ
た場所は再び岡崎に戻り、安産祈願として地元で
は有名な六所神社で、ただいま妊娠中のキャスリ
ンを気遣うキヨノさんのはからいで、その六所神
社にお参りに行って来たのです。
そこではキャスリンが、キヨノさんの気遣いに感
動して、突然涙するというハプニングもありまし
たが、無事に安産祈願を済ませ、六所神社を後に
しました。
そして、本日一番メインの、マコトのスタジオ
&自宅にお邪魔し、そこで夕食までの時間をのん
びりと過ごしたのです。
ここでもジェイソンは、マコトが普段仕事をして
いるスタジオで、それこそ製作途中の作品などを
目にして、かなり興味深げで「これは何のデザイ
ンだ?」とか「これは何のショーに出す作品だ?」
とか、色々と質問をしていました。
いつもマコトがアメリカに行くと、毎回ピンスト
ライプの仕事を用意しておいてくれるジェイソン
にとっては、普段マコトがどんな所で仕事をして
いるのか観られた事は、ひじょうに良かったと思
います。
ワタシもそうなのですが、まずは作品から興味や
関心を持った場合、今度はその作品を創ったアー
ティストが、普段どんな所で仕事をしているのか
というのは、ひじょうに知りたいところで、そう
考えるとジェイソンもマコトが普段どんな所で仕
事をしているのかというのは、絶対に興味があっ
たはずです。
そういった意味では、今回マコトの自宅&スタジ
オに来られた事は、ひじょうに有意義な事だった
でしょう。












その後は、みんなで食事に行き、昨夜も夜10時
くらいに彼らをホテルに送り、一日が終わりまし
た。

本日は、そんな楽しかった岡崎や名古屋を後にし、
京に戻る予定です。
東京に戻ってからは、彼らの体調次第でどこか回
るかもしれませんし、まっすぐホテルに戻るかも
しれませんが、そこら辺は明日のこの「言いたい
放題」でお伝えすると思いますので、お楽しみに。