2005年3月14日月曜日

FUCK BARCORD! BANZAI INDIPENDENT!

今日はちょっと、過激に物言わせてもらいます
んで、ろしくです。
みなさん、最近「出版不況」とか言われてるの知っ
てます??
まぁ、今回の記事は業界的なことだから、興味の
ない人は遠慮なくブッチしてください。
それってね、ワタシから言わせりゃ当然の事なん

ですよ。
だって、消費者が「買いたい」とか「欲しい」

って雑誌が出てないんだもん。
「買いたい」とか「欲しい」ってまず思わなきゃ、
当たり前だけど消費者は、別に本に限らずどんな
物でもお金は使わないですよね。
そこにまず、出版業界の連中が気付かなきゃ。
いや、きっとそこには気付いてるんだろうな。

でも、対策を講じる気がないんだよ。全然。
その一番の対策が、ワタシからしてみれば悪しき

慣習である「問屋システム」の排除って事になる
んだよね。

みなさん、普段何気なくコンビニや本屋さんで売ら

れている雑誌の裏表紙に付いてる、バーコード印刷
があるじゃないですか。あの、バーコードが付いて
る雑誌を出すためには(要はバーコードの権利を取
得するには)、どれくらいのコストがかかるか知っ
てます?
その金額ったら、もう一般庶民の個人レベルで払え

るような金額じゃないんですわ。
でも、あのバーコード(以下雑誌コード)が付いて

ないと、いわゆる「流通」にのせる事はできず、コ
ンビニや本屋さんに並ばないのが現状でもあるんで
すよね。
だから、個人レベルで雑誌を出そうって人が、まず

出て来ないんですよ。
イコールそれが、おもしろくない雑誌が世に出回る。
コール消費者が欲しいって思う雑誌がない。イコ
ールそれが出版不況になる、っていう状況を生んで
るんですね。
んで、その雑誌コードを管理して仕切っているのが、

からある、書籍全般を扱う問屋なんですよ。
たしかに問屋があれば、出版社は雑誌という大量

(時に何十万部という数)な数を一気に売りさばか
なきゃいけない商品の、ディストリビューションを
しないで済むから、それはそれで楽でいいよね。
たしかにメリットもあります。
でも世の中の雑誌がさすべて、何十万部って売れる

わけじゃないじゃん?特にホビーをテーマにした雑
誌なんて1万部すら売れてない雑誌だって山ほどあ
るわけで、そんなたかだか数千部ていう単位の雑誌
だったら、問屋なんかにディストリビューションを
頼まないで、雑誌の創り手たちである編集部員たち
が、手分けして発送業務とか納品とかを、全部自分
たちでやればいいんだよ。
そうすれば、相当無駄な人件費やコストがはぶけて、

れが自分たちに還元されるんだから、そんなに数
が売れなくても利益は出るはずなんだよね。
それを、頭ではわかってはいるんだけど、彼らは絶

対やろうとはしないのね。そりゃそうだ。奴らも所
詮はリーマンだから、なるべくそんなめんどくさい
仕事はやりたくないに決まってるわな。
自分の仕事増やすだけだもんな。そりゃ、めんどく

せーわ。
でも、それで「出版不況」だとか「雑誌が売れな

い」とか、まるで人のせいにするかのように言って
るわけでしょ?それって、事実かもしれないけど、
何も対策を講じてない連中にだけは言われたくない
よね。
そんな事えらそうにほざくんだったら、まず取材、

集、レイアウトデザイン、広告営業、広告制作、
広告代回収、雑誌の発送業務、梱包作業、納品等
といった仕事を、ぜーーーーんぶ自分たちでやれば
いいんだよ。
それを全部自分たちでやって、それでも出版不況だ
か、雑誌が売れないとか言うんだったら、聞く耳
も持つけど、それをやらずして、あれこれ言われて
もねぇ・・。
はぁ?って感じだよ。
まぁでも、それをやったら、マジで大変ですよ~。

でもね、できなくはない。
だってワタシはそれを、実際に奥さんと二人だけで

やってるからね。大変さは、誰よりも身をもって体
験してます。はい。
でも彼らは、頭では想像した事はあっても、それを

実行に移した事は絶対ないでしょう。(少なくとも、
ワタシの知る限りの人間たちは。そう、キミだよキ
ミ。)
もしも、ワタシが創るBURNOUTやHARDCORE 

ROD & KUSTOMのようなインディペンデントの
雑誌が、いや、別にクルマ関係の雑誌だけじゃなく
て、他のジャンルでも次から次へと出て来たら、
日本の出版業界もすんごくおもしろくなると思うん
だけどね~。

























今こうして書いてるブログだって、個人の人たちが気軽
に立ち上げて、更新できるからこそ急速に広がったわけ
で、そこには問屋を通さなきゃいけないとか、雑誌コー
ドを取得するのにべらぼうな金がかかるとか、くだらね
ぇ悪しき慣習とかは一切ないから、どんどん広まってる
んだよね。
でも、出版はこういったITビジネスと違って、良くも悪
くも歴史が長いから、せっかくDTPが発達して雑誌を創
る事自体はそんなに難しくなくなっても、その後にいろ
~んな「足かせ」や「障害」が出て来るんです。
それが、ここで言いたい「FUCK BARCODE」なわけ。
でもね、ITはITで必要だとも思うけど、雑誌っていう手
間や時間はかかるけど、メディアの原点としての媒体だ
って、それはそれで必要だよ。
そう、それは例えて言うならば、どんなに左右対称にな
ってる完璧なピンストライプでも、コンピューターでデ
ザインされて、カッティングシートで張られたピンスト
ライプよりも、多少のズレはあっても、人の手によって
描かれたピンストライプの方が、いいって言うのと同じ
なんだよね。
みんな雑誌好きでしょ?
だから、これからは、こういったブログとかで人に物を
伝える楽しみを知った人たちの中から、あえて雑誌とい
う手間はかかるけど、魅力的でもある雑誌というメディ
アにも転向する人たちが増えてきたらいいな~、なんて
希望を持ってます。
今すでに出版にいる人たちはもうダメだから。絶対とま
では言わないけど、まず無理だよね。だって、生ぬる~
いお湯に浸かっちゃってるからね。
だから、まったく雑誌とか創った事がない人の方が、全
然可能性もあるし、よっぽどブッ飛んだオモシロイもの
が創れる可能性はあるわけですよ。
ピンストライパーが、ピンストライプ・マガジンを創っ
たっていいし、ホットロッド・ビルダーがビルダーの視
点から見た雑誌を創ったっていいんですよ。
要はそういう、個人のレベルで、どこまで大きいものに
対して挑戦できるか、またそれをぶっ壊していけるの
か、それが一番今の世の中に求められてる事なんじゃな
いかと、少なくともワタシはそう信じて、それを日々実
行に移してます。
今回の記事のタイトルにもなった「FUCK BARCODE!
BANZAI INDEPENDENT!」というキャッチは、これか
らもワタシが創る雑誌でどんどんと使っていきますの
で、ぜひ支持をよろしくです。
普段手にしている雑誌が、ふと「最近つまらなくなった
な~」とか思ったら、そう、それは悪しき慣習のバーコ
ードを支配している書籍問屋と、それに疑問は感じつつ
も何もアクションを起こさない怠慢な編集スタッフたち
がいるんだ、という事を思い出してください。
そんな雑誌に、あなたは金を払ってでも買い続けますか?
その答えは、あなた自身が出せばいいんじゃないでしょ
うか。