2005年3月26日土曜日

祝!!アメリカ発、初更新

アメリカより、初の更新です♪
今ワタシは、ベガスにいます。
そう、前回更新した通り、最初LAに上陸し、昨日
から陸路でベガスに来たのです。
そのメインの理由は、明日の土曜日に行われるビ
バ・ラスベガスのシフターズ・カーショーの取材と、
そこでブースを出店し最新のBURNOUTや、オリジ
ナルTシャツ等を販売する事なのですが、それとは
別に、マコトがベガス在住のアメリカ人のクルマに、
ピンストライプの仕事をするという事も実はあった
のです。
そのクルマとは、'63年ビュイック・リビエラです。
このリビエラのオーナーであるアダムは、以前から
マコトのファンで、最初は「マコトのマネキネコを
買うにはどうすればいいんだ?」というような事で
マコトとメールのやりとりをしていたのですが、
マコトが今回ビバ・ラスベガスに行くという事を伝
えると「おいおい、そんなの聞いてないよ!!マコト
がわざわざベガスまで来るんだったら、もうぜひオ
レのクルマにガッツリと、ピンストライプを入れて
くれよ~♪」という事になり、昨日の仕事が決まっ
たのです。
しかしそこは、すべて手作業で行うピンストライプ
という、忍耐が勝負の仕事のため、少しでも早い時
間からマコトに仕事をしてもらうために、昨日は朝
5時半にLAを出発しました。















今回の旅のクルーは上の写真の通りで、左からジ
ェットレンチ、Mr.G、マコト、そしてWISHの4名
です。
この写真は、フリーウェイにのる前に、ガスを給
油したところで、朝5時半にLAでの滞在先のガー
ディナにあるスタンドで撮りました。
その後我々クルーは、一路ベガスを目指し出発です。
昨日は、まったくの平日(木曜日)で、しかも出発し
た時間が早かったという事もあり、フリーウェイ
も空いててかなり順調にドライブできました。
行った事のある人はもうご存じでしょうが、LAか
らベガスまでは、下の写真のように、途中何もな
いところをひたすら走るため、ひじょうに退屈で
す。
















しかし、逆に考えれば、なかなか日本では見るこ
とのできない、広大な、大陸ならではの景色を観る
事ができるため、ひじょうに圧巻ととらえる事もで
きるのです。
まぁ、ワタシにとっては、もう幾度となくこのル
ート(LA-ベガス間)は走っているため、とにかく眠
くならないようにするのが、毎回最重要課題です
が・・・。
そんな感じで、滞りなく、予定よりもだいぶ早い、
午前8時半にはすでにベガスに着いていました。
その後すぐに、リビエラのオーナーアダムと合流し、
のクルマにピンストライプを入れるために用意さ
れた場所に向かうと、なんとそこは、今や世界的に
有名なチョッパーショップ「ゼロ・エンジニアリン
グ(以下ゼロ)」のUSAオフィスだったのです!!
なんでも、アダムの仕事場と、ゼロのオフィスは目
と鼻の先にあり、アダムは以前からゼロのスタッフ
たちと知り合いで、今回マコトにピンストライプを
入れてもらうのに場所を貸して欲しいとお願いした
ところ、快く申し出を受けてくれたという事なので
す。
それにしても、岡崎出身のマコトが、ベガス在住の
アメリカ人のクルマにピンストライプを描くのに用
意された場所が、これまた岡崎から世界にマーケッ
トを広げている、ゼロのUSAオフィスとは、これは
もう奇遇を通り越して、最初からこうなるようにな
っていたとしか思えないくらい、必然性を感じる出
来事だったと言えるでしょう。
しかも昨日は、これまたたまたま、ゼロの木村氏が
仕事で日本から現地入りするという、我々にとって
は嬉しいハプニングもあり、まさにカスタム・シテ
ィの横のつながりの深さというのものを感じざるを
得ませんでした。

さて、話しをピンストライプに戻しましょう。
とりあえず、アダムとマコトが入念な打ち合わせを
し、作業を開始したのが、お昼の12時半。
今回は、クリアをペイントする前の段階で、ピンス
トライプをドロウして欲しいという要望に応えて、
ハウス・オブ・カラーのペイントを使っての作業で
す。
デザインは、リビエラの独特なボディラインを生か
て、シンプルなスキャロップをピンストライプで
ドロウしていく事になりました。
最初に、アウトライン取りのため、マスキングテー
プでラインをデザインしていき、その後ブラシでの
ドロウイングが始まるのですが、そこは当たり前で
すが、すべてを手作業で行っていくため、作業はひ
じょうに時間を要します。













実際昨日は、前述した通り午後12時半より作業を
開始し、すべての作業が終了したのは、なんと日付
が変わった午前1時半だったのです!!!
ここでは、あえてそのプロセスというものは、割愛
させていただきますが、今回のマコトに限らずワタ
シと一緒にアメリカに来ている日本人アーティスト
たちは、毎回大なり小なりこのような仕事をコツ
コツとこなし、着実に評価を得ているのです。
どうしてもBURNOUTマガジンという媒体だけでは、
のような出来事というのを伝える事はできません
が(こういう出来事も紹介していったら、それだけ
で一冊になってしまうほど、毎回彼らは仕事をして
います)、だからこそこの、ブログという速効性の
あるメディアで、なるべくタイムリーに、しかもあ
る意味BURNOUTでは扱う事のない、レアでディ
ープなネタを紹介していけたらいいな、と考えてま
す。












今回マコトに仕事をお願いしたアダム(上の写真の
右の人)は、これでますますマコトのファンになっ
た事は間違いないでしょう。
このような、地道な活動の積み重ねを繰り返して
いるからこそ、今の彼らのスタンスを得る事が出来
ているのです。
「ローマは一日して成らず」。
この言葉を最後に、今日はしめさせていただきます。