ーガナイザーたちの多大な協力もあり、何度も
BURNOUTブースを出店させてもらいました。
ビバ・ラスベガス、パソ、ムーンアイズ・BBQパ
ーティー、プライマー・ナショナルズ、ムーンアイ
ズ・クリスマス・パーティーなどなど。本当にたく
さんのショーに参加させてもらい、充実した時間を
過ごさせてもらいました。
その度に多くのアメリカ人たちが、我々のブースに
立ち寄ってくれ、BURNOUTやHARDCORE ROD
& KUSTOMを、購入して行ってくれるのですが、
やはりその度に聞かれるのが「ヘイ、NASH。
BURNOUTのTシャツとかは売ってないのか?」と
いう質問でした。
アメリカでは、我々が考える以上にTシャツという
のは、自己主張のアイテムで、カーショーやスワッ
プミートなどでも、みんなお気に入りのTシャツを
思い思いに着ています。
そんな中、BURNOUTやHARDCORE ROD &
KUSTOMを買って行ってくれる人たちは、もちろ
んそれを支持して気に入ってくれてるからこそ、買
って行ってくれるわけですから、当然そうなるとT
シャツも欲しくなるようなのです。
でも、なかなかTシャツというものを、創る時間と
コストがなかったワタシは、質問される度に
「う~ん、来年には創るから・・・」と苦笑いをして、
テキトーにごまかしてました。
しかし、そんな言い訳が何度も通じるほどアメリ
カ人も甘くはなく、なによりもせっかく彼らがT
シャツを欲しがってくれてるのだから、それを創
って着てもらいたいという気持ちも、もちろんあ
ったため「今年こそは」と思い、2月にアメリカ
に行った時にBURNOUTとHARDCORE ROD
& KUSTOMのロゴ入りのTシャツを発注して来
それが、このTシャツです。
このTシャツを、3月26日(土)に行われる、ビバ・
ラスベガスの会場でデビューさせ販売する予定で、
その後はパソやプライマー・ナショナルズといった
ショー会場でブースを出す度に、売っていこうと思
ってます。
と言ってもですね、残念ながら日本国内ではこの
Tシャツは一切販売する予定はありません。
なぜならば、もしもこれらのTシャツを日本でも販
売してしまったら、それは「誰もが普通に予想する
展開だから」なのです。
何を言ってるかわからないでしょう。(笑)
要は、「これらのTシャツは海外で『のみ』販売す
るために創ったTシャツで、それを日本に持って来
て売ったんじゃ、それは誰もが普通に考えて、普通
にやる事であって、そんな普通な事は、ワタシはハ
ナからやるつもりはありませんよ」って事が言いた
いのです。
もっと言ってしまえば、「もしもこのTシャツが欲
しいのであれば、アメリカにわざわざ行って、
BURNOUTブースで買ってください」って言いた
いのです。
前々から、BURNOUTで書いてる事ですが、たか
だかフリーペーパーのBURNOUTで、行った気に
なったり、見て来た気になって欲しくないっていう
のが、創り手であるワタシの考えでした。もちろん
今もそうです。
だって、3月のビバ・ラスベガスや5月末のパソが、
BURNOUTで紹介されるのは、6月末の号。6月
や7月のイベントが紹介されるのは9月末の号と、
毎回雑誌というものにはタイムラグが生じます。
それはBURNOUTに限らず、すべての雑誌に対し
て同じ事が言えます。
てことは、それは「過去」の情報であり「リアル」
に起こってる事ではなく、そんな過去の情報で満
足して欲しくてBURNOUTを創ってるのではない
のです。
雑誌なんていうものは、あくまでも過去の情報が
集積された媒体で、そのページを見たからといっ
て、そこに行ってる訳ではなく、リアルなものと
いうのはそのショー会場の現場で起こっているの
だから、そこでリアルにものを見て、感じて、そ
れで初めて満足して欲しいっていうのが願いなの
です。
そう、BURNOUTなんていうのは、あくまでも
「きっかけ」であって、もし昨年のBURNOUT
でパソの情報を知ったならば、今年のパソに足を
運んで、そこでリアルな体験をして欲しいと、
BURNOUTがきっかけになって、読者の人たちが
リアルな体験をして欲しいと、そう常に願いなが
らBURNOUTを創っているのです。
日本人は、とかく情報収集がうまく、またイマジ
ネーションが豊かな人たちが多いためか、行って
もいないのにさも行ったかのように、また会って
もいないのにさも会ったかのようにして話す人が
たくさんいます。
「パソってさ~」とか「ヴォン・フランコってさ
~」なんて事を、パソにも行った事がなく、ヴォ
ン・フランコにも会った事がない人が、話してる
なんていうのはよくある事ですよね?
その人は、それらの情報をなんらかしらのメディ
ア(雑誌、インターネット、ビデオ、DVD等)で
調べて、それでさも行った気になったり、会った
気になったりして話をしてるだけで、実際にはパ
ソに行ってもいなければ、フランコに会ってもい
なくて、あくまでも彼自身の想像の域を出ていな
いのです。
もっと極端に言ってしまえば、それは「嘘」なの
です。
みなさん、自分が行ってみたいカーショーや、会
ってみたい人たちには、やはり直接自分の目で見
て感動したいと思いませんか?
そこには、雑誌には載ってなかったクルマもある
し、五感で感じる事のできる、匂い、温度、音と
いった様々な情報があふれていますよ。そういっ
た情報に、直接触れた時に人は本当に感動するの
であって、そんな雑誌ごときの情報で感動された
ら、雑誌を創ってるこっちとしてはちゃんちゃら
おかしくて、やってられないのです。
そう要は、ワタシが一番求めている理想の形は
「去年のBURNOUTでパソの事を知って今年は
行って来ました」っていう言葉や行動が欲しい
のです。
だから、そのBURNOUTで色々なショーを紹介す
るのと同じで、読者の人たちが行動を起こす、会
場に足を運ぶ「きっかけ」になればと思い、あえ
てこれらのTシャツは日本では売らずに、アメリカ
を含めた海外でだけ売ろうと決めたのです。
もちろん、たかがTシャツだけを買いにアメリカ
に来る人がいるとも、ハナから思ってもいません
よ。ただ、要はワタシは問題提議をしたいがために、
こういう行動を毎回取るのです。
へそ曲がりって言ったらそうかもしれません。変わ
り者って言われても、否定はしません。でも、その
へそ曲がりの変わり者が、BURNOUTやHARD
CORE ROD & KUSTOMを創ってるのだという事も
忘れないでください。
まぁ、こんな事を毎回思ったり、言ったりするから
波風が立ったり、摩擦が生じるんでしょうけど、そ
れが最初から怖いんだったら、雑誌なんていうメデ
ィアはやらなきゃいいのであって、ワタシは常にリ
アルなもの、そしてオリジナルなものを伝えていき
たいから、採算度外視でBURNOUTやHARDCORE
ROD & KUSTOMを創っているのです。
それは、きちんと伝えておきます。
今日も、かなり書いちゃいましたね・・・。
まぁこんな長文、なかなか最後までは読んでもらえ
ないかもしれないけど、でも言わなきゃ伝わらない
し、まぁこのブログは「言いたい放題」ですから、
これこそが言いたい放題らしい言いたい放題だと思
って、今日は終わりにしたいと思います。